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【MLB】MLB先発投手番付2018 番外編

MLB先発投手番付も残すところトップ10となりましたが、その前に今回ランキングから漏れてしまった選手、来シーズン以降ランクインが期待できる選手を紹介したいと思います。 

将来性・期待度が高い選手は是非来シーズン注目して見て頂けたらと思います。

ランク外選手1 ジオ・ゴンザレス Gio Gonzalez            

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ワシントン・ナショナルズ #47

32試合 15勝9敗 201.0回 防御率2.96 FIP3.93 188奪三振

WARgrade 6.55(f:r = 3.32:3.23)

将来性・期待度B

2012年に21勝を挙げた左腕。2017年はキャリアベストに近い成績で、30位以内に入れるかかなり迷ったが、シーズン終盤での成績降下と突然の制球難という2つの課題は結局克服されなかったためランク外に。2017年の活躍がかなり予想外だっただけに、来季の成績予想は難しいが、10勝防御率3.50くらいで十分許されそう。

ランク外選手2 コール・ハメルズ Cole Hamels

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テキサス・レンジャーズ #35

24試合 11勝6敗 148.0回 防御率4.20 FIP4.61 105奪三振

WARgrade 7.24(f:r = 2.96:4.28)

将来性・期待度B

メジャーを代表する男前左腕。2007年から10年続けて180イニング以上投げていたが、昨年は怪我もあり、ルーキーイヤーを除けばキャリアワーストの年に。特にFIP4.61はかなりまずい数字。年齢的にも勤続疲労的にもそろそろ衰えが見え始めてくる頃かもしれない。

 

ランク外選手3 リック・ポーセロ Rick Porcello

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ボストン・レッドソックス #22

33試合 11勝17敗 203.1回 防御率4.65 FIP4.60 181奪三振

WARgrade 4.75(f:r = 2.98:1.77)

将来性・期待度B

2016年のサイ・ヤング賞投手がまさかのランク外。と言っても2015年9勝15敗防御率4.92、2017年もこの成績では流石に擁護できない。タイプとしてはテンポよくシンカー系統のボールを投げる技巧派で、エース級というには物足りない感じ。それでも故障なく200イニング投げてくれるので、2番手3番手としては十分優秀。

 

ランク外選手4 フェリックス・ヘルナンデス Felix Hernandez

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シアトル・マリナーズ #34

16試合 6勝5敗 86.2回 防御率4.36 FIP5.02 78奪三振

WARgrade 4.30(f:r = 1.62:2.68)

将来性・期待度C+

”キング”と呼ばれた大エースの面影はもはやない。19歳でデビューしてからの勤続疲労が限界を迎えたのか、年々成績が降下。特にここ2年は故障にも苦しめられている。さらに、同僚のパクストンの急成長によりエースとしての立場も危ぶまれており、2018年は彼にとって正念場のシーズンになるだろう。

 

ランク外選手5 マット・ハービー Matt Harvey

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ニューヨーク・メッツ #33

19試合 5勝7敗 92.2回 防御率6.70 FIP6.37 67奪三振

WARgrade 3.48(f:r = 2.22:1.26)

将来性・期待度B-

どっしりとした体格から豪速球を投げるメッツの元エース。しかしここ2年は怪我だったり、練習サボったりでプレー内外でいいとこ無し。2015年のワールドシリーズでは「俺がエースだ!」と言わんばかりの風格だったが、デグローム、シンダーガードの成長でもはや彼をエースというファンはいないだろう。シティ・フィールドに「ダークナイト」はもう来ないのか...?

ランク外選手6 タナー・ロアーク Tanner Roark

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ワシントン・ナショナルズ #57

32試合 13勝11敗 181.1回 防御率4.67 FIP4.13 166奪三振

WARgrade 4.37(f:r = 2.66:1.71)

将来性・期待度B

WBCで日本代表を苦しめたツーシームフライボールレボリューションの波に飲まれてしまった。先発を務めた2014年、2016年はそれぞれ15勝以上、防御率3.00未満という好成績を残したが、今までが出来過ぎだったという声も。自分もそう思う。

ランク外選手7 アーロン・ノラ Aaron Nola 

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フィラデルフィア・フィリーズ #27

27試合 12勝11敗 168.0回 防御率3.54 FIP3.27 184奪三振

WARgrade 7.36(f:r = 4.03:3.34)

将来性・期待度A

2017年はキャリア初の二桁勝利を記録し、飛躍の年に。フォームには力みがなく、腕もよく振れている印象。24歳にしてFIPとWAR(4.3)はそれぞれリーグ5位と7位。来季のサイ・ヤング賞争いのダークホース候補にもあげられるほど。

ランク外選手8 ジミー・ネルソン Jimmy Nelson

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29試合 12勝6敗 175.1回 防御率3.49 FIP3.05 199奪三振

WARgrade 4.67(f:r = 2.86:1.81)

将来性・期待度B++

こちらも昨年飛躍した投手の一人。FIPはリーグ3位、メジャー全体でも5位。さらに勝利数、奪三振数、K/9、BB/9、K/BBも全てキャリアベストを記録し、デービーズとともにブリュワーズを支えた。しかし、シーズン後半にDL入りし右肩を手術。来季開幕にも間に合わなさそうなのが非常に残念。

ランク外選手9 ドリュー・ポメランツ Drew Pomeranz

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ボストン・レッドソックス #31

32試合 17勝6敗 173.2回 防御率3.32 FIP3.84 174奪三振

WARgrade 5.16(f:r = 2.37:2.79)

将来性・期待度B+

4シームとカーブ主体の安定感抜群の左腕。内容は2016年と大差ないものの、リーグ4位の17勝、防御率リーグ7位は十分評価できる。ただ、RS、K/BB、FIPなどの指標を見れば少し運が良かった感があるが、セール、プライス、ポーセロの3枚看板の後ろに控えていると思えばかなり心強い。

ランク外選手10 マイケル・フルマー Michael Fulmer

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デトロイト・タイガース #32

25試合 10勝12敗 164.2回 防御率3.83 FIP3.67 114奪三振

WARgrade 6.42(f:r = 2.87:3.55)

将来性・期待度B++

2016年の新人王。豪快な投げっぷりと狩猟者っぽい見た目からベテランっぽく見えるが、意外にもまだ24歳。平均95mph越えの2シーム(パワーシンカーっぽい)が最大の武器。2017年は成績降下→怪我というよくない終わり方だったが、2016年、そして2017年の前半のような安定感を取り戻せば順位アップは十分見込める。

ランク外選手11 アレックス・ウッド Alex Wood

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ロサンゼルス・ドジャース #57

27試合 16勝3敗 152.1回 防御率2.72 FIP3.32 151奪三振

WARgrade 6.33(f:r = 4.55:1.79)

将来性・期待度B+

2017年のサプライズブレイク左腕。出所の見にくい独特なフォームと鋭く落ちるチェンジアップが武器。7月15日時点では11勝0敗防御率1.56と完璧な投球。流石に終盤は調子を落とし、規定投球回にも届かなかったが、ドジャースのWS進出に大きく貢献した。

ランク外選手12 トレバー・バウアー

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クリーヴランド・インディアンズ #47

32試合 17勝9敗 176.1回 防御率4.19 FIP3.88 196奪三振

WARgrade 5.02(f:r = 2.55:2.46)

将来性・期待度B++

ドローンでおなじみのバウアー。2017年はキャリアベストの17勝をあげたものの、内容自体は2016年と大きな変化はなし。もともと期待度自体はかなり高いが、なんか殻を破りきれていないのはめんどくさそうな性格が原因か。それでもこの成績だったらクルーバー、カラスコのいる現状では及第点。

 

ランク外選手13 ギャレット・リチャーズ Garrett Richards

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ロサンゼルス・エンジェルス #43

6試合 0勝2敗 27.2回 防御率2.28 FIP2.43 27奪三振

WARgrade 7.10(f:r = 4.01:3.09)

将来性・期待度A

個人的に推したい投手の一人。90mph後半のムービングファストと、最多暴投を記録するほどの荒れ球が特徴。2015年には15勝12敗、防御率3.65、207.1回を投げた実績を持つ。しかし、ここ2年は怪我に苦しみ2年間で12試合しか登板しておらず、来季もフル稼働というわけにはいかなさそう。むしろ再来年に注目したい(来季怪我なしで乗り切れれば)。

 

 

この他にも注目選手はたくさんいますが、今回はこの辺で。

次回はいよいよトップ10の紹介です。早く書かないと()