【NFL】赤い隼の司令塔 Matt Ryan
NFL記事初投稿です。
NFLに関しては、恥ずかしながらまだ見始めて2年ほどなので、まだまだ勉強中といった感じです。
そのため、私が自己満足で調べてまとめたレポートのようなものと思ってくださると幸いですw
記念すべき最初の記事では、私が応援しているアトランタ・ファルコンズのQBにして昨シーズンのMVPであるマット・ライアンを紹介しようと思います。
自分自身もライアンについてもっと知りたいので、追加情報とかがあれば是非教えてくださいね。
- 基本情報
- 年度別の成績
- 選手としての特徴
- まとめ
1.基本情報
マット・ライアン
本名:マシュー・トーマス・ライアン
アトランタ・ファルコンズ所属 背番号2 クォーターバック
32歳(1985年5月17日)
193cm/98kg(クルーバーと同じ)
ボストンカレッジ卒←アメリカの名門私立大学
2008年ドラフト全体3位指名。同期での有名な選手はレイブンズQBのフラッコ。
ちなみにニックネームはMattyIce。(氷のようにクールであることと有名なビール、ナッティアイスを掛けているそうです)
2.成績
【キャリア成績】
【年度別成績】
【獲得タイトル・表彰】
プロボウル4回(2010、2012、2014、2016)
オールプロ1stチーム選出(2016)
シーズンMVP(2016)
最優秀攻撃選手(2016)
パサーレイティングリーダー(2016)
ベート・ベル賞(2016)
最優秀新人攻撃選手(2008)
【主なNFL記録】
・パス200ヤード以上獲得試合の連続記録 64試合
・デビューから5シーズンでの勝利数 56(シーホークスのウィルソンと並ぶ)
・デビューから最初の150試合でのパス獲得ヤード 39858ヤード
・デビューから6シーズンでのパス成功数 2508
・スーパーボウルの敗戦チームのQBレーティング 144.1
・オープニングドライブでタッチダウン 8試合連続
・タッチダウンパスのターゲット 13人
・通算パス40000ヤード獲得史上最速 151試合
他にもあったらコメント欄で教えてください
【フランチャイズ記録】
あまりにも多すぎたのでリンクを貼っておきます。。。
https://en.wikipedia.org/wiki/Matt_Ryan_(American_football)
3.特徴
①大きな故障・離脱がない
ライアンの特徴といえばやはり安定感だと思います。トム・ブレイディやアーロン・ロジャース、ドリュー・ブリーズ、ベン・ロスリスバーガーといったNFLを代表するQBも少なからず故障で離脱した経験がありますが、ライアンはキャリアを通してほとんど故障がありません。アメフトは故障が多いスポーツですが、特にQBの故障はチームにとって非常に大きな痛手となります。そのため、怪我なくフルで毎シーズン出場してくれるということ自体がアメフトにおいて非常に価値のあることなのです。
②リーグ屈指のパサー
ライアンの安定感はパス記録にも表れています。NFLを代表するパサーといえば一昨年引退したペイトン・マニングや現役ではドリュー・ブリーズなどが挙げられますが、パスだけに関していえば3番手に来るのはライアンかもしれません。 6年連続で4000ヤード超に加え、5年連続4500ヤード超は伝説のQBペイトン・マニングと並んでおり、それを上回るのは7年連続のブリーズだけです。(残念ながら今年はこのまま行くと4200ヤードくらいで終わりそうなので、6年連続とすることは難しそうですが)
③大きいスローイングフォーム
ライアンのスローイングフォームは個人的に結構特徴的だと思います。
特にテイクバックがかなり大きいような気がします。見てる側からすると結構危なっかしい感じがします。(去年のSBのハイタワーからのサックで痛感しました)
下はNFLを代表するQBのテイクバック( 腕と肘の角度が直角に近い)
④絵に描いたような優等生
選手が何かしらやらかすのもNFL特徴の一つです。NFLArrest.comというサイトによれば、NFL選手が逮捕されてから次に他の選手が逮捕されるまでの平均日数は約7日。一週間で1人は逮捕されているということですねw。好きな選手がやらかすと、ファンとしてはもちろんガッカリしますし、チームにも大きな迷惑がかかります。実際、ファルコンズの元スターQBであるマイケル・ヴィックも闘犬をやっていたことが発覚し逮捕されて、完全に嫌われ者に。(それにより獲得したのがライアンなのですが)
ライアンに関しては犯罪はもちろんのこと、スキャンダラスな噂を全く聞きません。
とても好感が持てますよね。
⑤顔の対称性が非常に高い
実はライアンはNFLで最も顔の対称性が高いQBなんです。なんとその値は99.82%!ちなみにブレイディは99.12%、ロスリスバーガーは99.25%、マニング兄弟はともに98.12%であることを考慮すればこの数値の偉大さがわかると思います。
4.まとめ
昨シーズンは優秀なOCとレシーバー陣に支えられてスーパーボウルまで一気に駆け上がったライアン。それまでプレーオフに弱いというイメージを払拭したものの、スーパーボウルでの世紀の大逆転負けによりMVPより敗者のイメージが強くなった感じがします。
真のエリートQBとなるためにはやはりスーパーボウル制覇は必須条件です。2年ほどアメフトを見た感覚的にはスーパーボウルに出ても、負けてしまっては英雄でもなんでもありません。実際、オフシーズンに発表されるNFL Top100 Playersでも10位にランクインしているものの、動画の最後でイーグルスのマルコム・ジェンキンスに「25位だね」と言われる始末。去年の活躍がまぐれではないということを証明し、誰しもが認めるエリートQBになるために、ヴィンス・ロンバルディ・トロフィーをアトランタへ持ち帰ってきて欲しいと思います!!!